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めがねに関するさまざまなコラムをお届けします。

【コラム:加工編】いつのまにか白くなった眼鏡をピカピカに!~セル磨き 3300円~

プラスチックフレームをご愛用の皆様。
同じフレームを長く使っていると、フレームに艶がなくなり、そして、徐々に白くなってきた、なんて経験されている方、実は多いんではないでしょうか。



引用:めがね新聞 めがねフレームが白く変色するのはなぜ? https://megane-shinbun.com/trivia/discolors/

↑おそらくこんな風にメガネのプラスチック部分が白ーくなってしまった経験がある方も多いはず…

これには原因がいくつかありまして、
1.汗や整髪料、化粧品、皮脂による汚れ。(結構多いかも)
2.お湯で洗ったため。
3.水を含んだままでの放置(加水分解)
4.超音波洗浄機(白くなってから)
5.石鹸で洗う。(ハンドソープや石鹸は酸性のため)
6.経年劣化。
7.紫外線。
などなど…
原因は様々ですが、きれいに使用していただいていても白くなることは避けられません。
特に汗や皮脂、整髪料などがついたまま放置すると、フレームの表面が化学反応を起こし、油分が抜けて白く乾燥した状態になるのです。
また、本来酸性であるプラスチックの表面が長年使うことによって、アルカリ性や中性に変化することにより白く変色する場合もあるとのこと。
どちらの白い汚れも付着したものではなく、フレームの表面が変化してできたものなので、洗ったり拭いたりしても落ちにくいのです。さらに、変色している部分は折れやすくなったり、変形しやすくなったりしているため注意が必要です。
(めがね新聞より抜粋) 

こうなったら、どうするか、まぁ大体の方がそろそろ買い換え時だな、と思うでしょう。
しかし、思い入れのあるフレーム、眼鏡代を押さえるために、フレームを使い続ける、特に気にしない!笑…などなど様々あるでしょうが、どうせ描けるなら、ピカピカになってた方が気持ちのよいもの。そう、眼鏡はもう一度ピカピカにすることが出来るんです!

ツヤがなくなくなり、白くなり始めています。男性の方からのお預かりでしたが、整髪料が付着していたため、表面が変性したものと思われます。



二種類のサンドペーパーで表面を少しずつ削り落としていきます。ここでしっかりヤスリ掛けをすることであとで磨きの作業が楽になります(*'▽')

ある程度磨き上げたら今度は羽布と呼ばれる、高速で回転する布生地押し当てながらしっかり磨いていきます。ここでの磨き方でツヤの出方が変わってくるんですねー!

こんなに白かったフレームも・・・



つやが出てきました!!!
ここからさらに磨きを加え、つやつやのピカピカ、新品みたいに磨いていきます!

最後に組み立てて完成!!




もちろん、鯖江の職人さん、まではいきませんが、できる限りご満足いただける磨きをさせていただきます。

にも『小傷』が原因でフレームが真っ白に変わってしまった例も。
どうしてこんな細かい傷が付いたのかはさておき…こんなに傷だらけだと、紙ヤスリでスリスリしても全く傷は取れません(-_-;)ここまでくると、金やすりも駆使して表面を削っていく必要があります。なので、厚みのないフレームや、ヴィンテージ系は破損の恐れがあるのでおすすめできません。

かなり根気のいる作業で、削っては磨き、削っては磨きを繰り返します。
ようやく艶が出てきました。
艶を出すには実はかなり根気のいる作業が必要です。そのまま羽布で磨いても艶は出るんですが、白っぽさが残ったままで艶が出たり、小傷があるまま艶が出たりと『下地をしっかり処理するかどうか』で完成は大きく変わってきます!磨きこそ、プロの技で差が出る仕事なんですね。
グラストリーイカラでは3,300円で約一週間以内にお渡し出来るよう加工を行います。

磨きをかけて眼鏡を甦らせたい!という方は是非 吉祥寺の眼鏡加工道場 グラストリーイカラまでお気軽にご相談ください!
コラム / メンテナンス / 修理 / 検査、加工、フィッティング / 特殊加工 ] 2018-04-13


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