「困らないことも多いし」色覚と向き合う。(ニュース＆ブログ）｜吉祥寺(三鷹、荻窪)のメガネ(眼鏡,めがね)セレクトショップ GLASSTORY IKARA(グラストリーイカラ)

「困らないことも多いし」色覚と向き合う。

エクセル、パワポなど資料を作ることは皆さん多いと思います。前職は眼科手伝いの傍ら管理職もやっておりましたので会議資料のパワポを毎日いじっていた気がします。

長瀬はもともと絵を描く人間なので「こうやったら見やすいな」「こう書いた方が分かりやすいな」「この方が差が出るな」とか資料作りの際「メリハリ」を意識しながら作ります。特に色の数を多くしすぎると、よほど繊細なバランス感覚でもない限りごちゃごちゃしてしまいます。なので白と黒以外の色はブルーとイエローに限定して作っていました。

皆さんはどうでしょうか。

正直、白黒でも分かりやすければ良いわけですが。殺風景だと「ちゃんと作りました」感が出ないのも不思議なもんです。

今回のお客様Oさま、まさに会議資料が見づらい。
視力ではないところで。
タイトルにもある通り、色覚で。

自分で資料を作る分には良いんですが、他人の、部下の作ったものはどうにもできないですからね。資料作成の時、人は頑張った感を出すためにカラフルに作ってきます。色覚特性の自覚のある人は「余計なことを･･･！」と思うかもしれません。(個人の感想です)

検査させていただいたところハイブリット型(緑も赤も両方苦手)で赤の苦手が優勢。ということで赤いレンズをベースにご提案。

まずはお写真見ていただきましょう、こんな感じ。

パッと見での赤はほぼ出ない感じのレンズです。ほんのりピンク。女性がこれかけるとチーク効果も期待できるレンズです。

フレームはコチラ、オリバーピープルズのSidell-5284カラー

シンプルで少し大きめのメタルフレームです。メタルフレームにカラーレンズを入れると色味によってはレンズの色味が前面に出すぎて色眼鏡感が強く出やすいんですが、今回のフレームはカラーもしっかり強めなのでレンズに負けません。

レンズの方は、と言うとKodakのSight585のアイリスです。

いつもご案内しているKodakのネオコントラスト、シーコントラストをベースに赤と緑を勘違いさせやすい黄色をベースにカット。その上で赤みを増して、苦手な赤はより赤く明るく。緑のトーンを抑えることで苦手な色味のコントラストがアップします。学生時代、英単語帳に蛍光ペンぬって、赤い下敷きかざす、あの感じでとらえて頂くと分かりやすいかも。

アップにしてもほぼ分からない赤み。

前髪が重めなのでメタルで主張させすぎず、二重がハッキリしてるのでサイズは少し大きめで大正解！Oさまナイスチョイス！

Oさまから「バズったら連絡ください」とノリノリで言われましたので、皆さんX(旧Twitter)でイイネとRPお願いします。バズらせてビビらせましょう。

冗談はさておきOさま本当にありがとうございます！かけた瞬間も感動していましたが、かけ続けることによって目と脳が訓練されもっともっと色味の見やすさは上がるはずです。オシャレアイテム一個増えた、くらいの感覚でカジュアルに楽しく使ってくださいね！

ギラギラのサングラス調や紫のレンズばかりではありません。合う合わないはあるかもしれませんがほぼ無色で、でもちゃんと色調を整えてくれるレンズはいっぱいあります！

身の回りで、色覚にお困りの方いらっしゃいましたら、是非このブログや当店の事お伝えください。

もう一度。
バズらせますよ！
宜しく！

長瀬でした！